麻雀卓を囲むお客様の笑顔　神奈川県湯河原温泉／旅館グリーン荘・室伏里美さん

北海道紋別セントラルホテルの田中夕貴さんからバトンを受け取りました、神奈川県湯河原温泉旅館グリーン荘の室伏里美です。私は現在、ＪＫＫで広報ＩＴ委員長をやらせていただいております。

私の宿がある湯河原温泉は、神奈川県の最西にあり、箱根と熱海に挟まれております。山、川、海、温泉と自然に恵まれながら、東京から90分の近距離にあり、大小の宿が60軒ほどあります。私の宿は、客室７室と小さな宿です。

コロナ禍、大変な状況に落ち入りました。地元では年間通じていろいろなイベントが開催されてきましたが、すべて中止を余儀なくされました。家族、社員を守るため情報収集し補助金や集客キャンペーンなどに取り組み、地元の仲間や全国のＪＫＫの仲間と情報共有して乗り越えようと頑張ってきました。

そんな中、生き残るために、何を強みにすべきかをいつも考えていました。

私の宿の『強み』の一つ目は、温泉。小さい浴室ではありますが、掛け流しで一晩中入浴が可能で、シャワーも温泉であること。

二つ目は、全自動麻雀卓がある客室が用意できること。コロナ禍、一人旅のお客様も増えましたが、個室で他のお客様と接触することなく、気のおけない仲間と麻雀を楽しめることは、お客様の心のリフレッシュに一役かうことができました。

周りの宿が補助金を活用し、リニューアルに取り組む中、私は、元々あった麻雀卓を増やし、客室に収納スペースを確保し、麻雀卓を用意できる客室を増やしました…

（ＪＫＫ＝全旅連女性経営者の会リレーコラム）

（トラベルニュースat 2024年10月25日号）