水都から“つながる未来”発信　福岡県柳川市／宰府屋旅館・内山里海さん

石川県・湯の宿白山菖蒲亭の坪内沙織さんからバトンをお受けしました福岡県・宰府屋旅館の内山里海と申します。

水郷柳川と言えば詩人北原白秋を生んだ風情あふれる街。全長９３０㌔メートルにも及ぶ掘割りの川下り、そこに生息するオヤニラミやニホンバラタナゴなどの水生生物、豊饒の海有明海、戦国時代の武将立花宗茂公と田中吉政公など歴史と文化が融合した自然豊かなところです。

昭和初期は遊郭や料亭が数多く建ち並ぶ城下町として賑わっており、当旅館名宰府屋の由来は菅原道真公が太宰府からの柳川詣での際にご一行を地元にてお世話をしていたと伝えられています。昭和50年に旅館として増改築、平成令和と時代も移り代わり現在は「明日につながる今日を生きる」をキーワードとした体験型のお宿として生まれ変わりました。

お食事は有明海の珍味ムツゴロウ、ワラスボ、くつぞこ、ワケノシンノス、ワタリガニ、柳川鍋など心を込めて調理しご提供しています。

オプション体験として暁月創作書道、オリジナルラベル日本酒、巫女鑑定士若女将の九星気学、日本古来の小道具を使った撮影会、音楽ライブなど大将・女将・若女将自らが楽しむことでお客様の癒しの空間と心を込めたおもてなしを大切に“柳川良かったなぁ～また訪れたたいなぁ～”と感じていただけるお宿を目指しています。

またライフワークは森里海連環学を基本理念とした「やながわ有明海水族館」に関わり…

（ＪＫＫ＝全旅連女性経営者の会リレーコラム）

（トラベルニュースat 2025年2月25日号）