楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「第三の男」で有名な大観覧車

10月初めにウィーンに1週間ほど行ってきた。

趣味のミステリ関係の集まりに出席してきたのだが、何といってもお楽しみは映画「第三の男」のシネマツーリズム。僕にとってのウィーンは永遠に共同墓地(ラストシーン)と地下水道、そして何といっても観覧車なのである。

アメリカ作家のコットンは旧友のウエルズに招かれてウィーンを訪れる。着いたその日、コットンは旧友が交通事故で死んだことを知らされる。不審に思った彼は真相を調べ始める。そこに浮かび上がってきたのは、一人の男の孤独な影だった。

全編、ローキー(ちょっと沈んだ)のモノクロ画面で、光だけが目立つ映像美、ツィターの心をかき乱すメロディ、そして混乱の時代を生き抜く男女の人物像など、スリラーでありながら、香気漂う、格調のある名画だろう…

(松坂健=跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)

(トラベルニュースat 2017年11月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・愛媛編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・高知編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・徳島編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ