「第55回スーパーボウル」 25歳対43歳、QB対決の結果は?
コロナで街歩きができない。
観客力など発揮しようもないので、本当に困った事態が続いている。
まあ、憂さ晴らしはテレビでの競技観戦くらいしかないか、という感じ。
だから、2月7日(日本でのリアルタイム中継は8日午前中)のアメリカンフットボールの頂点を決めるスーパーボウルは近ごろ、いちばんのお楽しみだった。
対戦はタンパベイ・バッカニアーズとカンザスシティ・チーフス。
見どころは何と言っても、新旧クォーターバックス対決。
チーフスは25歳のマホームズ。正確なロングパスと自ら果敢なランも仕掛ける若武者。それに対し、バッカニアーズは今季移籍したばかりのトム・ブレイディ。実に43歳。マホームズとは親子くらいの年齢差対決だ。
ブレイディはこれまでペイトリオッツ在籍時代にスーパーボウル10回の出場を果たし、しかもその中で6回優勝に導いている名選手。しかし、年齢もあり、ペイトリオッツが契約を更改せず。やむなくバッカニアーズに移籍した。たったこの一年で、地味なチームなのに連戦連勝させーパーボウル制覇までもってきた。その手腕は凄い。
ブレイディはこれも引退を考えていたタイトエンド(QBのロングパスを受ける役)グロンコウスキーを再雇用し、コンビを復活させた。息の合い方はこの試合でもふたつのタッチダウンを決めている…
(松坂健=元跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)
(トラベルニュースat 2021年2月25日号)
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