此処に出て参りました 旭堂南龍でございます
「此処に出て参りました一人(ひとぉり)の男。生まれも育ちも高級住宅街立ち並ぶ東大阪(ひんがしおおさか)は瓢箪山横小路3丁目7番地13号、散髪屋の向かいの家!(パン)思い起こせば縄手南小中学校卒業し、次なる高校進学は日本全国唯一無二、府立東住吉高等学校、芸能文化科第4期、出席番号5番です!ここにて芸能見聞し次なる世界は芸道と(パン)思いはしたがキャンパスライフに憧れて、1年自宅浪人経た後に、近畿大学文芸学部合格と相成ります!(パン・パン・パン)
ここで私の二親が、諸手を挙げて喜んで『末は博士か大臣かはたまた医者か弁護士か!』 それらの期待を見事に裏切り足を運んだ演芸場、そこで師匠に魅せられてすぐに門を叩いて弟子となる! 付けていただいた芸名が、屋号は旭堂、名は南青。みなみにあおいと書きまして『星雲の志を持つ講談師になれぃ』と願いを込めて授かった此の芸名(パン)、たった一つの張扇、木製釈台、叩いて語る、南青がやらねば、誰がやる!(パンパン)
時代が望んだ講談師、見た目もなかなか好男子…もう一度言いましょう! 見た目もなかなか好男子!旭堂南青(きょくどう なんせい)!ここに参上仕ります?…
(旭堂南龍=講談師)
(トラベルニュースat 2019年4月10日号)
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