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究極のバリアフリーはコミュニケーション

改正バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律)が11月1日に施行されました。

昨年6月のバニラ・エア便で車いす利用者が搭乗を断られる事例から1年が過ぎ、車いす利用者がスムーズに航空機に搭乗できるよう、国土交通省は10月から、航空各社に支援設備の完備を義務づける方針を決めました。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機として、バリアフリー対策が急務と判断したのでしょう。対策は様々な場面に広がり、ホテルや旅館でも車いす利用者が使いやすい客室数を増やすための設置基準を見直しています。海外からも障がいのあるお客さまが多数来日する予測が立つ中、我が国のさらなる高齢化も見据えたものでしょうが、こうした改正案を当事者である車いす利用者は、どう見ているのでしょうか?

休日の市内は想像以上に人が多く、車いすユーザー2人との待ち合わせ場所を改札口前にしたことを後悔しましたが、労せず2人は私を見つけてくれ、話ができる店に入れました。初めてのお店らしいのですが、移動中の彼らのリサーチ力は実に見事。入口にスロープがあったこと、ちょうど手前の席が空いていたことで、わざわざハードが整っている店を探す手間が省け、気軽にサッと入れました…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2018年12月10日号)

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