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ユニバーサルツーリズムの必要性

国内の人口に占める高齢者の割合は、2019年9月総務省発表で、65歳以上の人口(推計)は3588万人、総人口の28・8%を占めていると発表されています。そこに障害者手帳などをお持ちの方を含めるとユニバーサルツーリズムの主な対象者数は総人口の3割以上となり、家族や友人などと一緒に旅に出かけることを考えるとマーケットはさらに広がります。高齢者・障害者の受入環境を整備していくことは顧客確保において取り組む意義は大きいと考えられます。

では、何をどのように整備していくのか? となりますが、私たちの生活する社会には主に4つの社会的障壁(バリア)があるとされています。事物、制度、慣行、観念とされるものです。

道路や建物、駅などにおいて生じる段差などのバリアはイメージしやすいですが、制度、慣行、観念といった目に見えにくいバリアも多くあります。

特に、音声情報や文字情報の提供が不可欠とされる方への情報提供がされていないことで生じるバリア(慣行)や、障害者に対する差別や偏見、理解不足により生じるバリア(観念)を取り除いていくことがユニバーサルツーリズムを推進していくための必要性となります…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2019年12月10日号)

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