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新型コロナウイルス感染症流行から2カ月

令和2年を普段通りに迎え、一年の計は元旦にあり…そんな平穏な新年を迎えたはずが、新型コロナウイルス情報が飛び交い、対岸の火事とは言えなくなりました。前回は、こんなに長引く想定をしておらず、今こそ準備期間と捉え、お客さまを安心してお迎えできるよう、施設に隠れている障壁を取り除こう…そんな話の流れでしたね。

1カ月が経過し、今は毎日が不安ですが、まずは感染を拡大させないためにも主催者側として「密閉空間・密集場所・密接場面」という3つの「密」が重ならない工夫の中で、飛沫感染と接触感染をさせないことが一番です。

私たちが主催する「サービス介助士」の資格取得講座も4月末までの全講座を中止いたしました。どんなに受け入れの段階で、万全だと確信し努めたとしても、感染場所となりやすい交通機関のつり革、手すりなどから手にウイルスが付着したまま、その手で口や鼻を触って粘膜から感染することが考えられます。その手が周りの物に触れると、またそこにウイルスが付着してしまいます。そうなると、ウイルスが放出される可能性がある場所には、一定期間外出しないことが一番であると考え、中止の判断をしました…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2020年4月10日号)

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