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視覚障害者の社会的障壁と合理的配慮

バリアフリー社会を目指していく中で、生活の中で生じる不便や困りごとを「障害」と呼んでいますが、その障害が起こる原因が個人の心身機能に制約があるために起きているのか、社会のしくみに原因があるのか、そんな議論がされています。

多様な人々を受け入れようとしない社会的障壁(バリア)を取り除くことで、様々な人にとって障害(不便や困りごと)のない社会が構築されるとしています。

4つに分類されている障壁の中でも心の障壁(バリア)が最も克服が難しいようです。知らないことが誤解を生み、誤解の上に偏見を生み、偏見が差別を生み出します。

例えば、視覚障害者の見え方は様々で個人差も激しいのですが、まったく見えないと思いこんでいる方が非常に多いです。「私は視力に障害があるのではなく、視野に障害があって見づらいだけなのです」という方もいます。白杖を持っているだけで、急に腕を引っ張られ、転倒しそうになったことなど、知らないこと(心のバリア)がかえって障害を作り出してしまうこともあります。まず私たちは、障害に対する正しい知識を持つべきです。

受験シーズンの今、視覚障害者にとっての障壁を考えた時…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2022年2月10日号)

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