サービス介助士25周年~サービス介助士が社会を変える~
2000年に「サービス介助士2級検定取得講座(現サービス介助士資格取得講座)」をスタートし、多くの皆様のご尽力をいただきまして、現在23万人という取得者数に迫るまでとなりました。
この間、日本には2004年新潟県中越地震、11年鹿児島で52年ぶりとなる爆発的新燃岳の噴火、そして同年、東北地方太平洋沖地震&大津波が発生し多くの犠牲者が出ています。それからも地震、噴火を繰り返し、近年では台風による被害だけでなく、豪雨、土砂災害など脆弱な日本列島を目の当たりにしています。ハードの強化は必要なことですが、それだけでいいのかと今さらながらに不安も募ります。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の普及により、あらゆるサービス産業の無人化、省人化が推進され、有人のサービスは希少性が高くなっていくと考えられますが、お客様も多様化する中で、共生社会を実現するためにサービス介助士の存在価値を今一度考え、サービス介助士だからこそできること、AI(アーティフィシャル・インテリジェンス)やロボットでは対応できない持続可能な付加価値を考察していきたいと、25周年を迎えた今、サービス介助士に期待を寄せていただく皆様方と議論を尽くしていきたいと考えます…
(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
(トラベルニュースat 2024年11月10日号)
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