共創の旅―サービス介助士日誌コラム

新型コロナウイルス感染症流行から2カ月
令和2年を普段通りに迎え、一年の計は元旦にあり…そんな平穏な新年を迎えたはずが、新型コロナウイルス情報が飛び交い、対岸の火事とは言えなくなりました。前回は、こんなに長引く想定をしておらず、今こそ準備期間と捉え、お客さまを安心してお迎えできる...

感染拡大による影響と、いま為すべきこと
前回、奇しくも「社会的障壁」をテーマにお伝えしましたが、新型コロナウイルス感染症は、まさに世界中の人にとって障壁となってしまいました。 今は感染拡大を防ぐ措置を一人ひとりが粛々と行うしかないでしょう。できる限り混雑した場所を避け、徹底...

バリアとは何か−
前回はユニバーサルツーリズムからバリア(社会的障壁)について考えてみましたが、そもそもバリアって何だろう? 自宅などの生活環境や身の回りにある自分にとってのバリアから考えてもいいでしょう。 例えば、高さのある棚の上に載せているものを取...

ユニバーサルツーリズムの必要性
国内の人口に占める高齢者の割合は、2019年9月総務省発表で、65歳以上の人口(推計)は3588万人、総人口の28・8%を占めていると発表されています。そこに障害者手帳などをお持ちの方を含めるとユニバーサルツーリズムの主な対象者数は総人口の...

障害の「社会モデル」−見えない−(1)
今回は、視覚障害者が宿泊施設を利用する際の困りごとを考えてみます。 視覚に障害のある人は、どんなふうに旅を楽しむのだろう? そんなことを思っていませんか。旅の楽しみ方は、みんな違います。その土地の名物料理に舌つづみを打ち、お土産、行き...

障害の「社会モデル」−聞こえない−(2)
前回は、聴覚障害者が宿泊施設を利用する際の困りごとを考えてみました。 宿泊施設を利用する際に、「聞こえないので、フロントスタッフの説明が理解できない」。この「○○できない」ことの原因を「聞こえない」という心身機能に障害があるとする考え...

障害の「社会モデル」−聞こえない−(1)
いよいよ2020年オリンピック・パラリンピック開催まで1年を切りました。様々なお客様をお迎えするホスト国として、私たちの意識はどこまで変えられるのでしょうか? 聴覚障害についての理解を深める際に、様々な困りごとが障害当事者の心身機能が...

島と山、日本人のマナーとは?
ここ数日、石垣島の観光公害がネットを騒がしています。本当に日本人のマナーはダメになったでしょうか? ワールドカップの観戦スタンドで自主的にゴミ拾いをする世界一マナーの良い日本国民はどこに行ったのだろうと考えながら、実は日本の隅々が美し...

「すべての人」を対象にG20から万博へ
まずは、2日間にわたって開催されたG20大阪サミットが無事終了したことを喜びたいですね! 大阪サミットでは「安全・安心な会議環境を確保すること」を発信していたので、主要国首脳を守るのは当然ですが、子どもたちも守られていました。大阪市立の学校...

ダイバーシティとLGBTを考える
ダイバーシティ(Diversity)とは、直訳すれば「多様性」。もともとは、アメリカにおいてマイノリティや女性の積極的な採用、差別のない処遇を実現するために広がったものです。その概念が広がりを見せ、「多様な働き方」を受容する考え方として使わ...