未来への道標コラム

宿泊税は定率にすべきだ!
宿泊税の新設が全国で広がりつつあります。井門さんは賛成ですか、反対ですか?とよく聞かれます。 基本的に国民の観光消費が増えれば不要です。消費税もそうですが、国民が消費せず、預金にばかり向かうので税金が増えます。高齢者が消費すれば高齢者...

「100年後も雪国であるために」
皆さんの地域では未来のあるべき姿を目標化できているでしょうか。例えば、新潟・群馬・長野3県7市町村にまたがる雪国観光圏では「100年後も雪国であるために」を目標としています。しかし、これがただのお題目になっていては意味がありません。もしかす...

旅を経験する奨学金の創設を
年々学生が幼くなっています。 宿泊産業論という授業では、新しい宿のコンセプトを考えさせるのですが、新しくもなんともないアイディアしか出てきません。調べてないし、本当に世の中を知らないのです。マーケティングの授業では、世代、性別、国籍な...

万博の年に思う子育てと観光
新年おめでとうございます。 今年は大阪万博の年。「人類の進歩と調和」をテーマとした1970年の万博は日本が経済成長を達成した記念碑として歴史に刻まれました。そして、55年。今度の大阪万博は、この間に変化した日本の経済成長がリセットされ...

昭和100年に令和7年を思う…
来年いよいよ昭和100年を迎えます。たしか令和という元号になった気がするのですが、まだまだ昭和が続いていると思う時がよくあります。昭和というのは、人口ピラミッドが正三角形だった時代。令和では、人口ピラミッドが逆三角形になっています。そのこと...

“考えない”が観光業にしわ寄せ
星野リゾートが2024年10月から、大学生1年生から採用内定を出す方向で制度を変えました。就活の前倒しをするのかというネガティブな反応が多いかもしれない一面、合理的な方法です。というのも、大学2年生(19歳)の時点で能力や成績がほぼ固定され...

旅で感じた地球と学生の“異変”
毎夏、学生を連れ出してアジアを巡っています。今の学生は、理由を付けないと海外に行こうとしないのですが、交流を深めるという理由でベトナム・カンボジア・タイの地方部を2週間バスで巡ってきました。 気づいた点は2点。ひとつは虫が年々減ってい...

戦略的な縮小に備えよう
人手不足というワードを未だに聞きます。しかし、この言葉をそろそろ言わずとも済むよう戦略的縮小を考える時です。おもてなしは人が作るということももっともかと思いますが、その時代は平成で終了したことに気づいてほしいと思います。 スーパーのレ...

ヨコ社会の同調世界の弊害
クラーク、ウェルネス、エナジック…。高校野球の強豪校にカナカナの学校が増えてきました。生徒数日本一の高校は3万人近くが通う、N高校・S高校を経営する角川ドワンゴ学園。すべて広域性通信制高校です。 スポーツやアニメなど追及したい好きなこ...

地域を支える事業こそ宿文化
天国の松坂健先生、お元気ですか。30年前、先生やリーコの佐藤先生と「これから泊食分離をすべきだ」と主張し、1泊2食は旅館の文化だと反論をよく受けましたね。 バブルがはじけたあの時代は人口減少が始まる直前。1994年の出生数は125万人...