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代打・菅澤“若者よ地球で遊べ”

思わぬ虎の圧勝に拍子抜けしている井門先生に代わり、あらゆる無茶振りに応じてきた教え子、菅澤が代打で登場です。

「自分の人生を自分が誰よりも面白いと思えるか」

これは、就職したくなかった大学生が、コロナの渦に巻き込まれて、ベンチャー企業、大手企業、個人事業主、起業と人生ゲームのような日々を送りながら大切にしている考え方です。

旅をする若者が減っていると耳にする機会も多くありますが、私にくる誘いは「有給取れたから海外行かない?」というものばかり。きっと似たような人種が集まっています。とはいえ、多くの同年代は年を重ねるごとに足に枷をたくさんつけていくので、気づけば同じ道ばかり歩くようになっているのではないでしょうか。

私が個人事業主になってから出会うクライアントやビジネスパートナーは、ほとんどが海外旅行経験者。元バックパッカー、世界一周、国際結婚など、話しだすとひとネタで飲み会が終わるような人ばかりです。みんなスピーカーやライターとしても生きていける気がします。ここで言いたいのはそんなことではなく、広い世界を見た人ほど、今を楽しむ生き方をしているということです。

「ブラック企業を辞めてフリーランスになりました!」と口を揃えて言うけれど、毎日普通に15時間以上働いている人が多いのは本当に面白い話です。みんなで会社を立ち上げたらきっとそのオフィスの電気が消えることはないと思います。ブラック企業の完成です。

でも自分でその働き方を選択しているので、仕事に関する不満を聞くことはありません。自分の好きな領域や得意なことを掛け合わせてそれぞれのスタイルで働いています。有給はもちろんありませんが、その代わりにワーケーションがあります。仕事と遊びの境界線をなくす、いいことが全てではありませんが、見える世界は大きくなりました…

(菅澤真依)

(トラベルニュースat 2025年8月25日号)

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