NATO廃絶コラム

中小旅行会社の役割 観光流通インフラの再構築
現在、訪日外国人旅行者数は毎月のように過去最高値を突破しており、日本のインバウンド市場は絶好調だと言えます。しかし、その裏で日本の主要旅行業者による「訪日外国人旅行」の取扱額は、いまだ2019年を下回ったままなのはなぜなのでしょうか。 ...

日本経済と観光 持続可能な旅行収支の黒字化に
2024年度の旅行収支が約6・7兆円と過去最大の黒字を記録しました。観光立国として喜ばしいニュースである一方で、日本経済における観光の位置付けが一層問われる時代に突入したことを意味しています。 特に注目すべきは、旅行収支が特許使用料を...

彼我の差 加速する旅行市場の「二極化」
今月初旬、WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)が発表した2025年の経済影響調査の結果では、国際旅客者による総支出額が2兆1千億ドル(約300兆円)を超え、過去最高を更新すると予測しました。さらに2035年には2兆9千億ドル(約415兆円)...

中国人訪日市場2 地方の受入環境整備が課題に
前回から引き続き、急速に回復している訪日中国人旅行者の市場動向について解説したいと思います。団体旅行のイメージが強い中国人旅行者ですが、実はコロナ禍前2019年10―12月期にはすでに個人旅行者が約7割を占めていました。その後、2023年同...

春節に思う 多様化進む中国人市場
冬になると日本のマスコミがこぞって取り上げるインバウンドのネタとして、中国の旧正月・春節時期に増える中国人旅行者の動向があります。最近はテレビや雑誌などでも春節に合わせた特別番組や特集を組むところも増えてきました。今年の春節は1月28日から...

拡大続く訪日旅行市場 日本人旅行者の停滞も続く
2024年の訪日外国人旅行者の消費動向に関する調査結果(速報値)が1月15日に観光庁から発表されました。消費額は、前年比53・4%増の8兆1395億円となり、23年の過去最高額(5兆3065億円)を大きく上回っただけでなく、初めて8兆円を突...

年末年始の旅行動向 4分の3は旅行しない現実
毎年12月の恒例となったJTBの年末年始(2024年12月23日から2025年1月3日)旅行動向の見通しが発表されました。調査の結果を受け、多くのメディアは「年末年始に旅行に出かけると予想される人の数は前年並みである」と報じましたが、数字を...

国内旅行市場の二極化 日帰り減少から未来を見通す
秋の行楽シーズンになり、各地の紅葉や収穫、旬のグルメなど、旅行に関連する情報をメディアが積極的に取り上げています。視聴者の旅情を掻き立て、実際に旅行へ出掛ける人が増えることを祈るばかりですが、実際は日本人の旅行回数は年々減り続けています。 ...

人手不足の問題 成果に応じた待遇必要
近年、観光関連事業者が抱える課題の一つに人手不足があります。コロナ禍で世界中の観光市場が停滞し、その後の急速な需要回復に伴って人手・人材不足が顕在化しました。日本だけでなく、世界中で人手不足と優秀な人材確保は最重要課題となっています。 ...

テーマパークの転換 「量から質」で高収益を生む
今年の夏休みの間、SNS上では「若者のテーマパーク離れ」が何度か話題になることがありました。東京ディズニーリゾート(TDR)やユニバーサルスタジオジャパン(USJ)等のパス代が高くなり過ぎたことが原因であるとの指摘がウェブ上で拡散されていま...