変革期に生きる高いプロ意識
今回も前回に引き続きDMO人材の話題に代わり、ガイド付きの体験プログラム・ツアーについて触れたいと思います。
今、日本で一番注目を浴びている体験&インバウンド事業者と言えば、飛騨市と高山市をベースに「クールな田舎」をプロデュースしている「美ら地球(ちゅらぼし)」です。トリップアドバイザーでは国内でダントツ1位の評価を何年も受け続けています。特に「SATOYAMA・EXPERIENCE」のガイド付きサイクリングツアーは、日本国内ならばどこにでもあるような里山を巡るコースですが、この「何気ない日常体験」が主に欧米豪の個人旅行者から圧倒的な支持を得ています。
詳しい事業やツアー内容などについてはホームページ(https://satoyama-experience.com/jp/)か、代表の山田拓氏が最近出版した「外国人が熱狂するクールな田舎の作り方」(新潮新書)をぜひ、お読みください。彼がまだデビューしたてのころから関わっていますが(苗字が同じなのでよく兄弟と間違えられます)、彼らが提供するガイド付きの様々な体験プログラム・ツアーが成功することはかなり早い段階で確信していました…
(山田桂一郎=まちづくり観光研究所主席研究員)
(トラベルニュースat 2018年2月25日号)
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