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アフターコロナ ワクチン・検査PKGが不可欠に

2021年11月末に南アフリカから発生したCOVID−19の変異ウイルスであるオミクロン株が再び世界を席巻しています。日本政府は先月上旬から入国時における水際対策の規制の一部を緩和していましたが、オミクロン株の急速な感染拡大の影響を受け、12月から再び鎖国状態に戻しています。

このような状況の中、12月8日に国土交通省の交通政策審議会観光分科会が開催されました。議題として「観光立国推進基本計画」の改訂が検討され、観光庁からは「観光政策の現状と今後の取り組み(考え方)が発表されました。

特に注目したいのは「国内交流の回復・新たな交流市場の開拓」では、「観光需要の喚起(ワクチン・検査パッケージを活用し、Go Toトラベル再開、地域観光事業支援の近隣圏域への拡大)」と「新たな交流市場の開拓(ワーケーション、第2のふるさとづくり【何度も地域に通う旅、帰る旅等】)が明確に示されたことです。

今後、アフターコロナの旅行では「ワクチン・検査パッケージ」が必要不可欠なものになります。すでに20日からは「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のダウンロードと自治体での電子発行が可能になりました。また、観光庁が「ワーケーション」と今年度唯一の新規事業でもある「第2のふるさとづくり」を二大市場開拓事業としたことで、観光地としてはこの2つのテーマに合わせた受入整備を重点的に行う地域も増えそうです。

ところで、多くの観光関連事業者が待ち望んでいるGo Toトラベルの再開に関してですが…

(山田桂一郎=まちづくり観光研究所主席研究員)

(トラベルニュースat 2022年1月1日号)

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