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アジア富裕層の獲得 インドネシアに「ジャングリア」のライバル

ク(以下、GW)は、新型コロナ感染症が5類に移行してから初のGWとなり、昨年以上に大幅な旅行者数の増加が見込まれていました。しかし、毎年4月上旬にJTBが発表するGW期間中(4月25日~5月5日)の見通しでは、国内外総旅行者数は2332万人、前年対比1・8%増に留まり、コロナ禍前2019年の2494万人にも届かず、期待は大きく裏切られそうです。

日本人の旅行者総数が伸び悩む中、訪日外国人旅行者数は順調に増え続け、3月に日本を訪れた外国人客は推計308万人、単月では初めて300万人を突破、過去最多(単月では2019年7月の299万人が最多)になりました。現状の回復傾向が続けば、年間でもコロナ禍前の2019年3188万人を超えそうな勢いです。

今後も増加が見込まれる訪日外国人旅行者の中でも、特に富裕層を狙った観光関連事業者が各地で高付加価値なサービスを提供しようと様々な計画を推進しています。特に注目されているのが、株式会社刀が2025年に沖縄県北部で開業を予定しているテーマパーク「ジャングリア」です。やんばるの自然体験を中心としたエンターテイメント施設は地元や業界からの期待も大きく、メディアも森岡氏のマーケティング力で成功が約束されたように報じています。

アジア圏にはライバルはほとんどいないとも言われていたジャングリアですが、インドネシアでも熱帯雨林のジャングル体験をウリにしたテーマパークの建設計画が3月に持ち上がりました。ジャカルタ北部に40兆ルピア(約3780億円)を投じる約18平方キロメートルのエリアには、サファリエリアやゴルフコース、ホテル、レーシングサーキットまで計画されています…

(山田桂一郎=まちづくり観光研究所主席研究員)

(トラベルニュースat 2024年4月25日号)

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