コラム
講釈師が語る一休さんの二十二 近江・守山で「雷様」と対峙する
遂に悟りを開いた一休禅師、墨衣に破れ笠、腰には清めの酒が入った瓢箪を携え、空を流れる雲のように所を定めずに、諸国流浪の旅に出立いたします。丁度、近江の国は守山(もりやま)に差し掛かった折、其処に住まいする、百姓が皆、悄然として野良仕事をして...
住まいの中にある社会的障壁
先日、不動産業界の皆様と住まいの中にある障壁について考えてみました。マンションや戸建て住宅の販売を手掛ける方々はどんな想像をしているのでしょうか。 コロナ禍での対面営業では、感染対策の徹底から接遇を考えます。「配慮」とひと言でいっても...
春到来 新たな取り組みへ研さんを
先月は、指導者の務めについても少し書かせていただきました。 少ない人員でやりくりをしている旅館ホテルは多く、マルチタスクを取り入れようにも、それぞれのスキルに大きな幅があり、うまく回すことができないという意見も多々聞きます。まだ次の繁...
備後商船の新造船 尾道—常石ミニクルーズ
広島県の尾道は、本州側と向島側の両方の小高い山に挟まれた尾道水道と呼ばれる狭い水道に面した港町で、四国の今治まで島づたいに橋でつながる「しまなみ海道」の本州側の基点ともなっています。放浪記で有名な林芙美子が青春時代を過ごした地としても有名で...
バレンタインデーに思う 未婚カップルの消費マインドは…
COVID―19感染症の影響を受け続けた約2年間、国内の祭事・イベント関係はことごとく中止になり、季節感もなくなりました。現在、この原稿を書いている日(14日)はバレンタインデーなのですがメディアも以前ほどは注目していないようです。テレビの...
結束して強く乗り越える 坂本千枝子さん/埼玉県秩父市・新木鉱泉
滋賀県おごと温泉・びわ湖花街道の佐藤祐子さんからバトンをいただきました、埼玉県秩父市で1827年(文政10年)から鉱泉宿を営んでおります新木鉱泉旅館9代目女将の坂本千枝子と申します。 秩父は都心から特急で約80分。秩父盆地を中心とした...
今こそ“日本大衆教”を破壊
あるゲーム音楽家が「日本の教育は宗教である」とブログに書いていましたが、まったく同感です。「紙と鉛筆じゃないと頭に残らない」という国が先進的なら、どうして世界から遅れを取っているのでしょう。 同じことは大学でも経験しています。授業中に...
変化に気づくのが遅い人
周囲にアンテナ、張っていますか? 自分を取り巻く環境、社会は日々刻々と変化しています。それをすぐに察知し、自分を変化させていますか? 変化に気づくには広い視野を持たねばなりません。視野を広くするために大事なのは「3つの目」だと思ってい...
講釈師が語る一休さんの二十一 華叟和尚、宗純に「一休」授ける
すぐさま琵琶湖の湖畔にあった小舟に乗ると、一人で静かに葦の間を漕いだ、己がこの世にあることも忘れ過去も未来も無く天地と同化した、琵琶湖の真中でゴロンと仰向けになる自分がこの世にあることも忘れた。宗純は今まで入りたくても入れない、世界に入った...