コラム
春夏秋冬、行事と芸のまち 宮田千津代さん/京都市東山区・純和風料理旅館き乃ゑ
栃木県益子館里山リゾートホテルの高橋美江さんよりバトンを受け取りました、京都の純和風料理旅館き乃ゑの宮田千津代と申します。 私どもの旅館は京都市の東山安井の角に立地し、全13室の小さな旅館です。八坂神社、建仁寺、高台寺、安井金毘羅宮、...
老舗料亭をリノベーション おのみち帆聲
最近は古民家を改装して宿にするケースが増えた。旅館業法が改正され、さらに古民家を宿にしやすくなったことも一要因といえる。 かねてから観光という切り口で地域に残る古民家を再生し地域活性化を図っているのが、広島県福山市の鞆スコレ・コーポレ...
【お願い】真面目貧乏を海外業務へ
真面目貧乏。今の大学生をひと言で表すと、こんな感じだと思います。海外では若者が環境保全や資本主義に対してデモをしていたりしますが、意識高過ぎと毛嫌いし、同様に、国会で相手の批判しか聞こえてこない野党は嫌いで、自分たちにお金をまわしてくれそう...
本音で話し合えない人
新入社員が何一つ不満も言わず、黙々と仕事をこなしていたとします。その様子を見て、仕事が気に入っていると思い込んではいけません。かつて、そんな社員から「実は苦しい、続けていけるか不安」と本音を漏らされ後悔したことがありました。社員が苦しそうな...
講釈師が語る一休さんの十九 琵琶法師の調べで公案を悟る
宗純は禅興庵に修行する事になって、夢の間に三年という月日が流れます。ある日華叟和尚から公案を出されました。公案とは禅宗に特有の物で、試験問題とも言うべき物。公案の名は「洞山三頓(とうざんさんとん)」。 唐の禅僧で洞山という者が諸国を行...
総選挙の結果を受けて Go To2.0は走りながら改善を
衆議院議員総選挙が終わった。メディアの予想に反して自民党の大勝利となった。 野党間の選挙区調整により(共産党とも協力)、小選挙区では大物政治家の落選が相次ぎ、相応のサプライズは与野党ともにあったが概ね与党の大勝利であり、改革を声高に唱...
いま改めて考える「接遇」って?
新型コロナウイルス感染症が収束したわけではないですが、緊急事態宣言が解除され、社会が動き始めました。閑散としていた街中、交通機関にも確実に人の姿が増えています。新しい生活様式を守りながらの今回のテーマ「接遇」。 国土交通省でも感染症対...
旅館よりホテルの「なぜ」
1980年前後、地方都市に新たなビジネスホテルが進出、と聞けば、地元の旅館組合が反対運動を行い、ホテルが客室数を計画より削減することで決着というパターンが続き、やがて東京をはじめ都会での会合時には、旅館経営者もホテルを利用するようになり、都...
美味しいは当たり前 地域の特性と「人」の技
緊急事態宣言、時短営業も徐々に解け、次第に人の動きも出始めてきました。観光を我慢していた方々も少しずつ旅行へと目を向けてきてくれています。やっと動き始めたお客様をしっかりとつかむためにも、自身の旅館ホテルの魅力を最大級に出せるよう、従業員一...
フェリーを使った修学旅行 SDGsや社会見学の学び
北海道の港町室蘭で育った私の中学の修学旅行は、列車と青函連絡船を使った仙台と松島への旅でした。そのころは北海道を出る旅はほとんどがこのルートで、長時間の列車が当たり前でした。今では北海道への人流の86%は飛行機となり、続いてフェリー8%、鉄...