コラム

講釈師が語る一休さんの十九 琵琶法師の調べで公案を悟る
宗純は禅興庵に修行する事になって、夢の間に三年という月日が流れます。ある日華叟和尚から公案を出されました。公案とは禅宗に特有の物で、試験問題とも言うべき物。公案の名は「洞山三頓(とうざんさんとん)」。 唐の禅僧で洞山という者が諸国を行...

総選挙の結果を受けて Go To2.0は走りながら改善を
衆議院議員総選挙が終わった。メディアの予想に反して自民党の大勝利となった。 野党間の選挙区調整により(共産党とも協力)、小選挙区では大物政治家の落選が相次ぎ、相応のサプライズは与野党ともにあったが概ね与党の大勝利であり、改革を声高に唱...

いま改めて考える「接遇」って?
新型コロナウイルス感染症が収束したわけではないですが、緊急事態宣言が解除され、社会が動き始めました。閑散としていた街中、交通機関にも確実に人の姿が増えています。新しい生活様式を守りながらの今回のテーマ「接遇」。 国土交通省でも感染症対...

旅館よりホテルの「なぜ」
1980年前後、地方都市に新たなビジネスホテルが進出、と聞けば、地元の旅館組合が反対運動を行い、ホテルが客室数を計画より削減することで決着というパターンが続き、やがて東京をはじめ都会での会合時には、旅館経営者もホテルを利用するようになり、都...

美味しいは当たり前 地域の特性と「人」の技
緊急事態宣言、時短営業も徐々に解け、次第に人の動きも出始めてきました。観光を我慢していた方々も少しずつ旅行へと目を向けてきてくれています。やっと動き始めたお客様をしっかりとつかむためにも、自身の旅館ホテルの魅力を最大級に出せるよう、従業員一...

フェリーを使った修学旅行 SDGsや社会見学の学び
北海道の港町室蘭で育った私の中学の修学旅行は、列車と青函連絡船を使った仙台と松島への旅でした。そのころは北海道を出る旅はほとんどがこのルートで、長時間の列車が当たり前でした。今では北海道への人流の86%は飛行機となり、続いてフェリー8%、鉄...

Go Toトラベル 地域活性化で追い風に
約半年間にも及ぶ19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が9月末で全面解除されました。今後のCOVID−19感染症の状況によっては予断を許さないことに変わりはありませんが、観光・旅行関連の事業者にとっては秋の行楽シーズンととも...

立ち止まることなく様々な活動 高橋美江さん/栃木県益子町・益子舘里山リゾートホテル
大阪の石橋さんよりバトンを受けました、栃木県益子町の益子舘里山リゾートホテル高橋美江です。 焼き物の町として発展したわがまちは「ものづくりの町」として陶芸のみならず工芸・藍染・ガラス・絵画など多くのクリエイターやアーティストの皆様が里...

ホテルの午後を自宅で ウェスティンホテル大阪
コロナのおかげで最近は何でも「お家で」楽しめるようになった。フレンチ料理から焼き鳥まで、実に多彩。「お家時間」を充実したものにしてくれる。 先般はリモートウエディングと称して、一流シェフの料理を参列者それぞれの自宅で楽しみながらの披露...

観光業界の「構造改革」にシフト
観光庁の令和4年度一般予算の概算要求が発表されました。 Go Toキャンペーンはいつ再開するのかという業界の声とは少し違う思惑を感じます。そもそも、業界側にもかなり企業間温度差が生まれています。果たしてGo Toキャンペーンは再開する...