コラム
営業被害-季節の“気づき”に対応
本格的な冬の最中は温泉にはもってこいの季節ですが、それでもお正月が過ぎ、暖かな春までの少しばかりの閑散期となる時でもあります。春に向けて様々な企画・工夫をする必要はありますが、皆さまはどのような工夫を凝らしていますか。 私は実は「桜」...
最近5年間の国別訪日客数の推移
昨17年の訪日外国人旅行者数は2900万人近く、4年前、13年の2.8倍という驚異的な増加率となった。表(トラベルニュースat18年3月10日号に掲載)は17年に20万人以上が来日した15カ国の5年間の推移である。 13年比で17年の...
市場拡大へ旅行会社の「英断」
かつて、日本の旅行会社では、クルーズ商品に手を出すと大やけどを負うとして「クルーズはご法度」といわれたものでしたが、それが様変わりをしてきています。 JTBは、プリンセス・クルーズの8万総トンの「サン・プリンセス」をチャーターして、約...
変革期に生きる高いプロ意識
今回も前回に引き続きDMO人材の話題に代わり、ガイド付きの体験プログラム・ツアーについて触れたいと思います。 今、日本で一番注目を浴びている体験&インバウンド事業者と言えば、飛騨市と高山市をベースに「クールな田舎」をプロデュースしてい...
「平成細雪」 四姉妹の描かれ方は?
今回は谷崎潤一郎の世界を現代に蘇らせるという大胆な試みに挑戦したNHK―BSのドラマ『平成細雪』だ。 戦争の足音が微音から少しうるさく聞こえはじめた昭和10年代の兵庫・芦屋と大阪・船場。そこに生きる旧家蒔岡家の四姉妹のたたずまいを描い...
地域の魅力を掘り起こす セトレハイランドヴィラ姫路
兵庫県姫路市広嶺山の山頂近くに立地するホテル「セトレハイランドヴィラ姫路」。客室やロビーから姫路市内が一望できるロケーションは、昇る朝日、沈む夕陽はもちろん、夜ともなれば宝石箱をひっくり返したような美しさである。ホテルは一にも二にもロケーシ...
冬の京都で感じる維新の面影 京都市中京区/日昇別荘・田中美岐さん
新潟美人の、野澤奈央女将からバトンタッチいたしました。京都から、冬の京都の楽しみ方をご紹介したいと思います。 私は、江戸期天明の大火事(1788年)の後に建った京都三大豪商の家で、木造の館(今年で築後230年)を宿として経営しておりま...
国内低迷、浮上のカギは「働き方改革」
時折「『観光』は成長産業」という言葉に語弊を感じる時があります。 急成長し、旅行消費額が4兆円に達したインバウンドが文脈に含まれているならその通りですが、国内観光に至っては、最近10年間で旅行消費額にして7兆円、3割近くの消費が消えて...
旅館業界での活動の思い出2
全旅連の青年部長を2年間務めた後、全旅連の親会の委員会活動に取り組んでいましたが、当時の旅館業界には長年の悲願として「料理飲食等消費税の廃止」という大きな政治的な課題がありました。 この「料飲税」は、昭和14年に当時の日本軍が実質的に...
「心のバリアフリー」を体現するには(1)
今回のテーマは、「心のバリアフリー」です。 2020年東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに社会が変わろうとしています。障害のある人もない人もともに生きる共生社会の実現を目指すこの大会には「ユニバーサルデザイン2020行動計画」...