コラム

地域を支える事業こそ宿文化
天国の松坂健先生、お元気ですか。30年前、先生やリーコの佐藤先生と「これから泊食分離をすべきだ」と主張し、1泊2食は旅館の文化だと反論をよく受けましたね。 バブルがはじけたあの時代は人口減少が始まる直前。1994年の出生数は125万人...

講釈師が語る円山応挙その二 紫、形見の「唐錦の匂袋」出す
「私が全盛のころには、米つきバッタのようにぺこぺこと頭を下げて、こちらに何かと気を遣ってくれましたが、この通り私が病に罹ってからというものは『早う死ね、死んでしまえ』とばかりに、医者はおろか、薬すら飲ましてもろうた覚えはございません」「不憫...

防災拠点としての住宅宿泊 「シームレス民泊」を導入する
住宅宿泊管理業の実務講習が盛況だ。 空き家を宿泊施設としてオーナー自身が運営しない場合、運営代行を委託する先は宅建業の資格を持つ不動産業者に限られていた。さらに、地方の中核都市くらいまでは運営代行を委託する不動産事業者もいるにはいるが...

合理的配慮と建設的な対話
障害者差別解消法には様々なキーワードがあります。例えば4月から義務化となった「合理的配慮」を考えるにあたり、障害の社会モデル、意思の表明、社会的障壁の除去、過度な負担にならない配慮、双方の建設的対話などがあります。 今回は「建設的な対...

流れた「RYOKAN」
2000年6月、日観協(日本観光協会)によって、ISO(国際標準化機構。世界共通の標準規格を制定する非政府組織)の「宿泊施設用語定義集」に「旅館」を加えることを検討する委員会が設けられた。 立教大学の岡本伸之先生が委員長で、委員は旅館...

効率化 従業員と対話する時間を
各所様々な集まりにお邪魔させていただく機会が増え、いろいろとお話を伺っております。 地域を問わずどこも、従業員の増減、配置、能力での悩みはつきもののようです。何とか対策を立て、業務の効率化を図り、少しでも人手を使わず業務が回るよう動い...


インバウンド対応 クレジットカードが使えない
あらゆるメディアが連日のようにインバウンドに関連したニュースや特集を報じています。 先日も日本政府観光局(JNTO)から4月の訪日外客数が304万2900人となり、前年同月比で56%増、コロナ禍前の2019年同月比では4%増となったと...

JKK設立20周年を思う 福岡県宗像市/御宿はなわらび・小林佳子さん
大分県・美湯の宿両築別邸の緒方真美さんよりバトンをお受けいたしました福岡県・御宿はなわらびの小林佳子と申します。 小原健史顧問の呼びかけでわずか8名の会員で始まったJKKは今年度設立から20年を迎えることとなります。学べる女性経営者の...

フォーシーズンズホテル大阪 世界ブランドがいよいよ上陸
いよいよ世界のフォーシーズンズホテルが大阪に姿を見せる。個人的に「フォーシーズン」というホテルブランドは大好き。「リージェント」のダンディズムも好きだが、フォーシーズンズのエレガントさは他のホテルブランドの追従を許さないと勝手に思っている。...