虎ノ門パストラル
中学校卒業25周年にクラス会を催したことは書きましたが、都立芝商業高校卒業25周年(82年)にも久々のクラス会を開催し以後、永世幹事を続けています。21世紀入った後は、中学同様にコロナ前まで毎年開催です。
「月刊観光」83年8月号に「のびる旅館・だめな旅館」のタイトルで、ホテルの良さ、ペンション、民宿の良さ、公的宿泊施設の良さ、旅館の特色10ポイント、旅館の良さ、旅館の悪さ、のびる旅館、だめな旅館について率直な意見を述べました。その発売後に山代温泉で講演した際、お出迎えいただいたホテル百万石の吉田豊彦社長に「ズバリ指摘していますね」と喜ばれました。
84年4月「TMCアドバイス」執筆のテーマは「金をかけずに頭を使う」。旅館業界も、給与改定にあたっては、変動給の割合を多くするよう(TMCは変動給が50%)、また「セールスマンは必要か」「夕食だけが料理か」「売店の工夫」「コスト削減の工夫」「テナントの導入」「1分間マネジャー」「TQC導入への警告」など意見を提起。
86年11月、15日間の欧州観光余暇行政調査団は第6回になります。主訪問地はポルトガルのリスボン、スペインのバルセロナとマジョルカ島、フランスのパリ、スイスのインターラーケンとユングフラウヨッホ、ドイツのウィスバーデン。バルセロナでは力を入れている文化行政について、その目的は(1)2千年の歴史を持つ遺産を尊敬する(2)市民の日常生活を豊かにする(3)世界的に魅力あるまちづくりを行う—の3点で、「20世紀を(文化的、歴史的、芸術的)遺産の補修の世紀」ととらえて努力しており、補修後に地下に埋め戻す遺産も多い、と力強く説明してくれました…
(佐藤陸雄=元リーコ代表取締役)
(トラベルニュースat 2022年3月10日号)
- 環境立国への胎動(24/11/19)
- 変化に鈍感な旅館・ホテルは生き残れない(24/10/17)
- 経費削減事例集(24/09/13)
- 立教大学大学院観光学研究科(24/07/17)
- 流れた「RYOKAN」(24/06/17)
- 講演と判りやすい見出し(24/05/16)
- 21世紀における観光旅館の経営方策(24/04/17)