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変化に鈍感な旅館・ホテルは生き残れない

2004年3月、東京ビッグサイトで開かれた恒例の「国際ホテル・レストランショー」で、国際観光施設協会は4時間の表題(コラム見出し)のセミナーを実施した。多くのホテレスショーのセミナーでも今回にはもっとも力を入れ評価もいただいたと思う。

初めに協会副会長で桐蔭横浜大学教授、愛知万博総合プロデューサー涌井史郎氏の基調講演「このままでいいのか、日本の都市・観光地と宿泊施設」。そして表題のパネルディスカッションに移る。具体的テーマは滞在客・高齢客・外国人客誘致対策の徹底研究。パネリストは、中村裕氏(ロイヤルパークホテル社長)、斎藤兵治氏(鹿教湯温泉斎藤ホテル取締役総支配人)、平尾彰士氏(日本スターウッドホテル社長)、別所峻氏(ATC日本旅游社長)、そして涌井先生。すべて私がお願いし、コーディネーターは私が担当した。私はまとめるのが上手とは言えないので、一番上手な涌井先生に「ディスカッションでは発言せず、最後にまとめてください」とお願いした。

ディスカッションというより、私の質問に対して4人のパネリストにお答えいただく形で進め、そんなに話していいのかと思えるほど正直に考えや実績をお話しいただいた。各氏にお話しいただいた内容の一部は次の通り…

(佐藤陸雄=元リーコ代表取締役)

(トラベルニュースat 2024年10月10日号)

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