楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

旅館とともに50年コラム

「予算制度」しかない

21/12/15    

1983年は、東京ディズニーランドが4月に開業するという観光業界にとって記念すべき年でした。 開業の前月、経済雑誌「週刊東洋経済」3月26日号に、タイトル「遊園地レジャーにアメリカン旋風」で4人による座談会が掲載されました。松田義幸筑...

旅館よりホテルの「なぜ」

21/11/15    

1980年前後、地方都市に新たなビジネスホテルが進出、と聞けば、地元の旅館組合が反対運動を行い、ホテルが客室数を計画より削減することで決着というパターンが続き、やがて東京をはじめ都会での会合時には、旅館経営者もホテルを利用するようになり、都...

公取委の課長を訪ねる

21/10/13    

第1回の欧州観光・余暇行政調査団では、最初の訪問先英国イングランド観光局での「観光とはマーケティングです。自分の国に興味を持つこと。そして歴史・伝説などの物語や文化を知らせることです」とのモンタギュー局長の明言が特に印象に残っています。 ...

欧州観光・余暇行政調査団

21/09/15    

81年から、毎年11月に13−15日間の日程で「欧州観光・余暇行政調査団」を実施することになりました。 発端は1年前、日本交通公社(以下「JTB」)経営企画室長の内藤錦樹さんから地方自治体を対象にヨーロッパの観光・余暇行政を勉強するツ...

旅館の諸問題と対策

21/08/02    

81年あたりからワードプロセッサー(ワープロ)が普及してきました。1文字ずつ打つ日本語のタイプライターなんて、難しくてとてもできないと思っていたけど、ローマ字変換があると教わり、文字下手の私は大喜び。伊藤忠自動車時代の1年半に暇を見ては英文...

完全週休2日制の旅館も

21/07/14    

前回、長い労働時間を取り上げましたが、実は旅館業界にも早々と、1974年(昭和49年)に週休2日制を導入した先駆者があります。そのことを知ったのは16年後の90年、新潟県赤倉温泉、61室のホテル秀山です。 社長にお聞きました。15室の...

旅館の長い労働時間

21/06/15    

住居が落ち着き、通勤時間の半減で仕事への集中度が高まります。経営診断中心の顧客も国家・地方公務員、公立・私立学校教職員、農林漁業団体職員の共済組合のほか、社会保険庁(厚生年金、国民年金の施設)、雇用促進事業団(ハイツ、いこいの村)など順調に...

東急沿線 横浜市民

21/05/13    

前回掲載のヨーロッパ旅行では、家を25日間も留守にしました。6歳と3歳の娘は、旅行の前半は叔母の家、後半は妻の姉の家で預かってもらいました。両家にはたいへんな迷惑をかけ、娘たちにも寂しい思いをさせて申しわけなかったと今でも思っています。 ...

沖縄とヨーロッパ

21/04/14    

72年、日本に返還されると沖縄での仕事が出てきました。初仕事は、那覇市の企業が宮古島にホテルを建設し、本土で旅館のチェーン化を進めているS社に運営委託したいという話で、S社から宮古島の立地条件の調査依頼です。調査の結論は「時期尚早」となりま...

朝食バイキングとボウリング場

21/03/15    

70年代前半、旅館業界では「朝食バイキング」と「ボウリング」が話題でした。観光地旅館の朝食方式にセルフサービスと「バイキング」という名前を初めて持ち込んだのは、水上温泉のホテル聚楽です。その成功は、たちまち大・中規模旅館の朝食スタイルを「バ...

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