「観光は体験」をオンライン化
昨今でもっとも腹立たしいのは、意識高い系の識者が『これからの観光は体験だ』のような発言を目にする時である。長く観光業界に身を置くものにとって、舐められているというか、喧嘩を売られているというか、かなりの憤慨ものだ。
なぜなら、観光はそもそも体験だから。
識者たちの前提にあるのは、従来のツアーは名所旧跡などの見る観光が主体であり、体験できるコンテンツは少なく、よりディープな地域独自の体験、地域の生活を感じる体験などが重要である、としている。
狭義の体験とすれば理解できなくはないが、大上段に構えて『これからの観光は体験だ』と言われるとカチンとくる。そもそも見る観光も体験そのものではないか。
また、同様にタビマエ、タビナカ、タビアトのカテゴリー分けをし、これからの成長分野はタビナカである、のような意見もよく見かける…
(百戦錬磨・観光創生班)
(トラベルニュースat 2019年12月10日号)
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