平戸はインバウンド発祥地
長崎県平戸市にある平戸城で日本で初めての城泊(キャッスルステイ)をすることになった。2017年4月であった。
今回の城泊はあくまでもイベントとしての実施で、宿泊は限定1組のみ無料招待で募集した。
そうすると、なんと2週間にも満たない期間で7500通を超える応募があり、さらに半数以上は海外から、特に欧州からの応募が大半を占めるという驚くべき結果となった。
欧州ではすでに城泊が当たり前のものとなっており、複数の城泊が存在する。
欧州の城と日本の城は同じカテゴリーではあるものの、文化の大きな違いによりハードとしてはまったくの別ものであることから、より関心を持ってもらえたのであろう。であるなら、この城泊を常設化し、平戸市の観光戦略の基軸とすべきではないか、と考えた。
そもそも平戸は古くから海を通じた交流が活発な場所であり、遣隋使、遣唐使の時代は中国大陸に渡る際の寄港地として使われ、弘法大師なども平戸に立ち寄っていた…
(百戦錬磨・観光創生班)
(トラベルニュースat 2020年11月10日号)
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