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2021年を占う パラダイムシフトが急進

新年あけましておめでとうございます。

ウイルスにはカレンダーはないが人類には時を感じるカレンダーがある。ウイルスも変異するようだが、人類はコロナ禍を経てより大きく変化し新たな世界を創る。

では、新年を迎え今年はどんな年になるのだろうか。占ってみたい。

今年のマクロなポイントは、まずはワクチン。そして、オリンピック。

ワクチンの有効性と安全性がどのレベルなのか、その接種実施時期、集団免疫の進捗状況が今後の肝となる。オリンピック開催の可否はもちろんだが、開催した場合の規模感は多方面に大きく影響を与える。あくまでも私見だが、形はどうあれ必ず開催すると考えている。

交通機関各社は着地、特に地方の着地での需要創造に注力すると思われる。コロナ禍以後、需要が戻っても7割程度と言われ、特に出張需要はリモートの普及とコスト削減により早々に戻ることはあるまい。であるなら、新たな需要を創造するしかない。当面の間は国内向けとなり、様々な視点から新たな需要が起こせる可能性が高いのは地方の着地分野、受け入れ側に立つことである。

交通各社はより地方への働きかけを強め、着地側で収益をあげることに集中するだろう。JALのCA1千人の地域配置など、すでに各社からの発表はそれを示唆している。

では宿泊業界はどうであろうか…

(百戦錬磨・観光創生班)

(トラベルニュースat 2021年1月1日号)

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