観光業界再編キックオフ
3年ぶりの緊急事態宣言なしでのゴールデンウウイークが終わった。全国各地での賑わい、高速道路の渋滞、陸海空運輸機関の稼働率上昇などを見るにつけ、日本国内のコロナ禍もようやく終わりに差し掛かっていると感じる。
海外ではすでにウィズコロナ時代に入っている。極端に言えば、世界でコロナ鎖国しているのは中国と日本くらいである。
ゴールデンウイーク期間中には多くの永田町の先生方も海外視察を行い、海外のコロナ対応、特に観光分野での各国の状況を知ってもらえたのではないかと思う。
岸田首相も各国を積極的に歴訪し、海外と日本の違いを実感されたのではなかろうか。
そういったこともあり、歴訪中に水際対策の緩和、条件付き観光旅行(インバウンド)の段階的実施へと判断されたのではないかと推察する。残るは、全面的にインバウンド開国するには2類を5類へと変更するかどうかという課題がある。変更しなくとも開国できるようにも思うがやはり大きな課題であり、どう判断するかがポイントだ。
インバウンド開国までは、せめて国内観光需要刺激策であるGoTo トラベルの早期再開をお願いしたい。細かい議論で時間を浪費するくらいなら、前回の微修正でも構わないので少しでも早いタイミングでの実施が望まれる。その際には可能な限り関係業界に対して早く通達していただき、少しでも準備の時間を頂戴したいのは言うまでもない。
雇用調整助成金も期限があり、コロナ融資も返済が始まる。観光業界は待ったなしの状態になっている。
ここで今一度冷静に検討すべきは…
(百戦錬磨・観光創生班)
(トラベルニュースat 2022年5月10日号)
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