農泊で地域経済を活性化 大阪観光局と包括連携
公益財団法人大阪観光局(以下、大阪観光局)と一般社団法人日本ファームステイ協会(以下、日本ファームステイ協会)は、以下のとおり包括連携協定を締結した。
1.包括連携協定締結の背景・趣旨=大阪観光局と日本ファームステイ協会は、大阪から全国の農泊地域への送客に協力して取り組むことにより、大阪の観光ショーケース機能の強化による国際観光文化都市としてのプレゼンス向上と、地方における持続的な観光地域づくりのさらなる進展を目指します。
合わせて、大阪府内で農泊や農業体験による地域づくりに取り組む市町村等での農泊地域創出にも取り組み、来阪旅行者の府域での滞在や周遊観光を促進し、消費額の増加による大阪への経済効果拡大を目指して行きます。
また、農泊地域の創出や発展は農山村地域の環境保全にもつながり、自然(みどり)を核としたSDGsの取り組みを全国各地で推進することにも寄与すると考えています。
2.主な連携内容=①農泊地域の創出に関わる業務②農泊地域の発展に関わる業務③都市部から地方部への誘客促進に関わる業務④農泊地域における旅行者の消費拡大に関わる業務⑤農泊地域における「宿泊」「体験」「食」等、地域づくりコンテンツの立案と磨き上げに関わる―となる。
このことにより、大阪を中心とした関西圏より全国各地への送客(特にインバウンド旅行者)を強化し、大阪・関西万博をきっかけにしたインバウンド旅行者に地方の新たなディストネーションを示し、地域の暮らしを感じられる体験的観光を創造していく…
(百戦錬磨・上山康博)
(トラベルニュースat 2024年11月10日号)
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