観光創生への道コラム

平戸はインバウンド発祥地
長崎県平戸市にある平戸城で日本で初めての城泊(キャッスルステイ)をすることになった。2017年4月であった。 今回の城泊はあくまでもイベントとしての実施で、宿泊は限定1組のみ無料招待で募集した。 そうすると、なんと2週間にも満た...

城泊イベントの成功 平戸市観光の機運が醸成
城泊キャッスルステイイベントの応募受付期間は、2017年4月6−23日のわずか18日間であったにも関わらず、応募総数は7500件を超えた。さらに半数が海外からの応募となり、海外の注目度は抜群であった。 ヨーロッパの古城に宿泊できるなど...

「城泊」超富裕層向けのコンテンツ
日本初の城泊(しろはく)は、熊本地震がきっかけであった。2016年4月に起きた熊本地震により熊本城が大きな被害を受けた(被災当時は熊本城単体の復興額が300−400億円と見込まれ、現時点では全体で600億円を超えている)。 復興にあた...

「城泊」で日本観光復活の狼煙
非常事態宣言も一旦解除され、コロナ禍も小康状態にある。観光市場の回復はまだまだこれからではあるが、「Go To TRAVELキャンペーン」など期待が持てる政策がある。キャンペーンの波に乗りV字回復を望みたいところだか、アフターコロナにおいて...

“新たな生活様式”型観光の創造
『先行きが見えない混沌とした状況』により、大手中小零細に関わらず大打撃となっている現実は言うまでもない。特にコスト高の大手にとっては、より大きなダメージとなっている。 視点を変えれば、中小零細にとっては千載一遇のチャンスではなかろうか...

公的支援を使い倒そう
コロナ禍により観光旅行業界には過去最大の危機が訪れている。業界そのものを吹き飛ばすかのような勢いだ。緊急事態宣言も出た。日本社会が近年経験したことのない事態である。 兎にも角にも、まずはとにかく生き残ることだ。まずは命である。何はとも...

緊急提言 訪日客4千万人、諦めるには早過ぎる
政府は、2020年にインバウンド4千万人達成を目標としてきた。 ここ2年は自然災害や韓国問題もあり、18年では3119万人、19年においては3188万人と前年対比2・2%増と成長が鈍化している。20年に入ってからは引き続き韓国問題は改...

「観光は体験」をオンライン化
昨今でもっとも腹立たしいのは、意識高い系の識者が『これからの観光は体験だ』のような発言を目にする時である。長く観光業界に身を置くものにとって、舐められているというか、喧嘩を売られているというか、かなりの憤慨ものだ。 なぜなら、観光はそ...

農泊で「灯台下」に光を
ツーリズムEXPOが初めて関西・大阪で開催された。東京の会場の都合もあるとはいえ、インバウンド観光においては東京に勝るとも劣らない関西での開催は、今後の関西のさらなる発展を明示しているように感じる。実際、万博、ワールドマスターズゲームズなど...

伊・アグリツーリズモ
盛夏のイタリア中北部を視察した。アルベルゴディフーゾとアグリツーリズモの実態調査、特に政策と経済に焦点を当てた。 まずは政策、特にアグリツーリズモは興味深い。アグリツーリズモはあくまでも農業の一環としての宿泊サービスであり、事業の51...