富裕層市場ねらう 1泊10万円の新旅館(3)
福一では諧暢楼の開業とほぼ同時に、施設内に「セントグレゴリースパ伊香保」をオープンさせた。同スパはシンガポールを拠点にマレーシアなど海外に5店舗、日本では舞浜イクスピアリ、豊洲ららぽーとなどに続き6店舗目の出店となる。運営は国内他店舗と同じエイチフォース(東京都中央区)が行う。
福一内にスパがオープン 諧暢楼と開業同時
旅館への出店は初めてで、インテリアをはじめ、米糠や酒粕を利用したオリジナルメニューなど、和の要素を取り入れている。
施設は床面積264平方メートルに、トリートメントルームは5部屋。料金は部分トリートメント60分1万2000円から全身180分3万6000円。
内覧会にあわせて来日したセントグレゴリースパのウィー・ウェイ・リン社長は「伝統と格式ある旅館に出店でき光栄です。日本のホスピタリティを尊重しながら、旅館の価値を高める役割を果たしたい」とあいさつしていた。
(トラベルニュースat 08年2月10日号)