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全旅の第1回地旅大賞 飯山市観光協会が受賞(2)

全旅は2007年に「地旅」を商標登録。地旅大賞は、地域開発型・着地型旅行商品の普及を図り、09年度を「地旅の勝負の年」と位置づけ創設した。全国5700の社団法人全国旅行業協会会員に応募を呼びかけ、72社123商品のエントリーがあり、1月末の1次選考で25社27商品に絞り込んでいた。

「心の癒し」を評価 着地型旅行推進に弾み

2月18日に東京都内で開いた最終選考会(井門隆夫座長=ツーリズムマーケティング研究所主任研究員)で大賞、優秀賞3点、特別賞11点を決めた。

大賞を受賞した飯山市観光協会の「うさぎ追いし飯山...」は、唱歌「ふるさと」や「おぼろ月夜」を作詞した高野辰之博士にゆかりの深い飯山市で「ふるさとの原風景」を体験してもらおうというもの。棚田や菜の花の丘といった景観地を案内人とともに楽しみ、森林セラピー体験や農家民泊で郷土料理を味わう1泊2日の行程になっている。

最終選考会では「棚田や農家民泊など、特段珍しいコンテンツではないかもしれないが、現代人に不足しているものが見事にラインナップされている」ことが評価されたほか、「案内人の同行がなければ見落としてしまうような地域の魅力に焦点をあてた」こともポイントになった。

飯山市観光協会では「地元の皆さんが地道に守ってきたふるさとの原風景を生かした私どもの企画が、現代人の心を癒すコースとして評価されたことが何より嬉しいです」と受賞の喜びを語り、今後も「日本の原風景の中で、じわじわと心と体が癒されていく旅をお楽しみいただけるよう、より一層、個人・小グループを中心としたお客様への受け入れ態勢を強化して着地型旅行の推進に取り組んでまいります」としている。

(トラベルニュースat 09年3月10日号)

全旅の第1回地旅大賞 飯山市観光協会が受賞(3)に続く

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