全旅の第1回地旅大賞 飯山市観光協会が受賞(3)
第1回地旅大賞では優秀賞に3点が選ばれた。
優秀賞3、特別賞は11商品
菅原鮮魚(すマイル・ツアーズ、山形県酒田市)の「大ヒット映画!続々!ロケ地の庄内めぐりとグルメな味覚めぐりの旅―『おくりびと』『ICHI』『武士の一分』『JANGO』の主人公になろう」、三嶋観光バス(静岡県函南町)の「温い巡礼伊豆八十八ヶ所出会いの旅―2泊3日ハイライトコース」、エヌティーエー旅行はぎ本店(山口県萩市)の「古地図で歩く、水のまち萩」の3つ。特別賞は11商品だった。
最終選考会で座長を務めた井門さんは「地域との連携度、実現可能性、ユニークさ、各審査員の個人的な推薦度で評価しました」とし、総じて「高得点の商品に共通していたのは、コースとしてのストーリーがしっかりしていた」ことと評した。
また「タイトルと内容が伴っていないもの、商品としてわかりにくいものは除外し、地元の意気込みが伝わるもの」などを基準として選定したとしている。
表彰式は3月17日、静岡市で開かれる第6回国内観光活性化フォーラムで行われ、大賞には賞金50万円、優秀賞に30万円、特別賞に10万円がそれぞれ贈られる。会場には、地旅商談会のコーナーも設置する。
全旅では、3月17日にリニューアルする地旅流通支援システムANTA―NETに受賞・応募作を掲載し、地旅の周知、販売に取り組むほか、受賞作を中心に今回応募のあった全123商品を記載した地旅カタログを作成、配布する。
特に大賞、優秀賞、特別賞の受賞商品に関しては、モニターツアーの実施も予定している。全旅の地旅推進協議会委員やマスコミがモニターとしてツアーを体験し、集客や販売促進の検証なども行う。
2010年度からは地旅博覧会の開催を計画しているほか、JATA会員などにも大賞の応募対象を広げ、地旅の普及推進にさらに力を入れる。
池田社長は「地元に精通する地域密着の旅行会社同士が情報を共有し、発地と着地の役割を入れ替えながら相互に集客、送客する地旅に大いなる発展性を感じています」とし、地旅による国内観光の活性化へ協力を呼びかけている。
(トラベルニュースat 09年3月10日号)