Go Toトラベル1月下旬再開へ 政府が「観光需要喚起策」(2) ワクチン・検査パッケージ運用へ観光庁がガイドライン策定
ウィズコロナ期の観光需要を喚起する担保に
観光庁は11月19日、県民割の対象範囲拡大やGo Toトラベル再開に向けて「旅行業・宿泊業におけるワクチン・検査パッケージ運用ガイドライン」を策定した。10月からツアーなどで行ってきた技術実証の結果(トラベルニュースat11月25日号2面参照)を踏まえ、ウィズコロナ期の観光需要を喚起する担保とした。
ガイドラインは、新型コロナウイルス感染症対策本部による「ワクチン・検査パッケージ制度要綱」と合わせて、旅行会社が実施するツアーや宿泊施設の現場におけるワクチン・検査パッケージの具体的な運用方法や留意点を定めた。
具体的には、ワクチン接種歴やPCR検査等の結果を活用するため(1)商品造成・販売時に接種歴・検査結果の確認、後日提出を認めない(2)販売後から旅行開始日・宿泊開始日当日にあたっては添乗員もしくは宿泊施設のフロントスタッフが確認することなどを明文化した。
また、条件を満たさない場合の運用については、検査結果陽性時の対応、確認書類を持参していないケースなどでの対応を細かく定めた。
留意点として、基本的な感染症対策の維持・徹底、検査結果の統一様式活用を推奨することなどを挙げている。
観光庁では「今後、Go Toトラベル事業などにおいて導入するワクチン・検査パッケージを活用した安全・安心な仕組みについては、このガイドラインに準拠すること」としている。
(トラベルニュースat 21年11月25日号)
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