北の国から“再会と再開” 全旅連青年部・部長、次期部長対談(2) 我々が大人数で再開―第26回全国大会の意義
反転攻勢策を論じる
―1期わずか2年の任期ですが、震災、民泊問題、コロナ禍と大きな環境変化が続きました。コロナ禍を経ての今回の大会の位置づけを教えてください。
星 再会と再開です。今期は始まった時から青年部員同士が会えない時間が長く続きました。人流がないと立ち行かないのが我々の業界です。まず自分たちが大人数で再会しようというのが全国大会です。それから再開、活動のリスタートです。
2011年の東日本大震災後、福島県は人々も旅館も打ちひしがれていました。その時、真っ先に駆け付けてくれたのが横山体制の全旅連青年部でした。南相馬市の人たちに全国のおいしいものを食べて元気出してもらおうと「宿屋の若旦那大集合 全国うまいもん博覧会」を開催してくれました。イベント会場を笑顔で駆け回る子どもたちを見て感動しました。その時の感動が強く残っています。被災地や仲間のために動くのが青年部だと知りました。それをコロナ禍でやりたい。その思いが全国花火大会につながりました。
塚島 全国大会は星体制の集大成です。何を論じるかと言えば、反転攻勢の策です。商売は傷ついても下を向いていても仕方ない。問題は山積みですがポジティブシンキングで解決していく。一致団結して難局を乗り越え、宿泊産業を日本の基幹産業にするという思いを全国大会で再確認したい。
(トラベルニュースat 2022年10月25日号)
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