観光立国推進の中心に 全旅連・井上新会長に聞く(3) 稲盛和夫氏の著書に学ぶ
カブトムシを育て愛する
―さて、ここから「人間・井上善博」を探っていきたいと思います。井上さんがもっとも影響を受けた人物を教えてください。
さきほどから名前が出ている人たちです。私が青年部に出向し始めたとき、特消税撤廃で本部長を務めた小原さん、青年部長になったときの会長だった佐藤さん、これまで3期6年会長職を全うされた多田さん、日本旅館協会の会長だった針谷了さんや北原さんらの諸先輩からは、リアルな生きざまを見せていただき、尊敬に値する方々です。
―感銘を受けた書物を教えてください。
書物の名前は憶えていませんが、京セラの稲盛和夫さんが書かれた一連の書物になります。多くのものを読ませていただき、商売人は自分だけではいけないという根幹を教わりました。
―趣味はなんですか。
私は田舎の温泉旅館で育ったものですから、小さいときから身近にある山に行っては昆虫採集をやってきました。カブトムシやクワガタが中心ですが、現在も続いています。幼虫から育てています。
いろんな地位の方々ともカブトムシを通して知り合い、何度も泊まりに来ていただいたりもしていて「カブトムシ社長」と呼ばれたりしています。あとは九州の景色が好きなので気分転換にドライブをしたりすることが多いですね。
(トラベルニュースat 2023年6月10日号)
(次の記事)観光立国推進の中心に 全旅連・井上新会長に聞く(4) 被災者受入―宿の社会的貢献
(前の記事)観光立国推進の中心に 全旅連・井上新会長に聞く(2) 宿は日本固有の文化
- 万博へ着々 パビリオン内覧始まる(24/11/15)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(2) 県挙げての食のもてなし実現(24/10/25)
- 地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(1) 2030年までに県内産50%へ生産者と大交流会(24/10/25)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(2) サステナブルな観光で世界の基幹産業に(24/10/11)
- 新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(1) 目標超える18万3千人が来場(24/10/11)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(2) 宿泊観光産業の推進図る(24/09/26)
- 塚島部長が続投 全旅連青年部初の2期目(1) 臨時総会で再選(24/09/26)