地産地消へ本気な目標 滋賀県旅館組合が“KPI”(2) 県挙げての食のもてなし実現
地元産品を宿泊施設が積極的に使うモデルに
これを受け生産者側の代表は「滋賀県には近江米、近江牛のほか、近江の茶や野菜、琵琶湖の魚もあります。たくさんいいものがありながら、全国的知られていないものが多い」「本日を好機と捉え、滋賀県の素晴らしい財産を宿泊施設を通して全国に皆さんに届けることができるよう連携の必要性を感じています」と話し、相互に交流する必要性を説いた。

出展者の食材や加工品を
熱心に見て回る宿泊施設の経営者
県内の宿泊施設の多くは県産品の使用率は低い。「宿泊施設は生産者のこだわりをしっかりと聞いてもらい、生産者は再度自身の生産品の魅力やストーリーを伝えるべき」との生産者側の意見に双方が歩み寄り交流することで、地元産品を宿泊施設が積極的に使うモデルとして全国に広がることを期待したい。
25年は国スポ・障スポが開催され、大阪・関西万博もある。熱心に出展者の食材や加工品などを見て回る宿泊関係者の姿に未来を思う。
(トラベルニュースat 2024年10月25日号)
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