観光業界の屋台骨支える 全旅連青年部、2期目の塚島体制スタート(2) 観光庁、厚労省、親会からエール
観光業界をリードすることに期待
来賓として出席した観光庁観光産業課の羽矢憲史課長は「観光産業は成長戦略の柱、地域創生の切り札、基幹産業であり、その中核が宿泊産業だと考えています。人手不足など構造的な課題はありますが、観光庁として経営の効率化、省力化、外国人材活用など、総合的な支援を行っていきます。宿泊産業は地域のショーケースであり、引き続き青年部には闊達な議論で観光業界をリードすることに期待しています」とエールを送った。
また、厚労省生活衛生課の大塚憲孝課長補佐は「温泉文化のユネスコ登録への取り組みや宿フェス開催など、未来の宿泊業に有益な活動に敬意を表します。物価上昇、人材確保など厳しい環境にありますが、厚労省は生活衛生関係営業者が物価上昇や賃上げの価格転嫁の推進や、政策金融公庫を通じた金融面での支援を引き続き行っていきます」と約束した。
また、全旅連の井上善博会長は「全旅連青年部始まって以来の2期連続の青年部長、ご苦労様です。今、青年部と親会は一丸となり活動できていると実感しています。私が2年前に全旅連会長に立候補した時、親会、青年部、JKKが3つの中核組織として、力を合わせて宿泊産業を盛り上げたいと思っていました。私も塚島部長と同じ2期目に入ります。2期目の不安はトランプ大統領が観光にどう影響するかです。日本の観光立国実現に水を差すことを危惧しています。悪い方に転がり、消費マインドが冷え込んでいないかを心配しています。皆さんのところはどうでしょう。ゴールデンウイークの予約状況を見ると、出足が遅い印象があります。気合を入れ、心して商売しなきゃと思っています。宿泊業界の発展にご協力をお願いします」と力を込めた。

全国から180人が参加
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