10年2月25日号
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知らない土地で目的地までの鉄道切符を的確に買ったり、路線バスを利用するのは案外たいへん。それが海外ともなると悪戦苦闘は必至。なら早々にあきらめてタクシーを選択しようか・・・。外国人がそう思うかどうかは別にして、ただでさえ物価が高いイメージの日本にとって、これはよろしくない。それなら、訪日外国人客の不安を軽減し公共交通機関を利用しやすいようにしよう。スルッとKANSAI協議会(大阪市中央区)は、関西の私鉄や路線バス43社が参画し訪日客向けに乗り放題のチケットを販売している。事業者間の垣根を越えて「外国人客の利便性のため」でまとまった。協議会の執行役員、平野芳徳さんに話を聞いた。