11年9月25日号 四国特集
四国には他地域にはない魅力ある観光素材が点在しており、映画やドラマの舞台として取り上げられることも多い。また四県が独自の歴史や文化を持ち、その個性ある素材を探し、ブラッシュアップする動きが活発化してきた。今後は滞在型観光地としての取り組みも強化され、魅力ある地域として発展していくことは間違いない。
高知県では「龍馬ふるさと博」が好調に推移し、愛媛県では道後温泉でおもてなしを主体にした取り組みをはじめ、香川県ではアート観光のコースを造成している。徳島県では大歩危・祖谷エリアが独自の文化観光の情報発信を進めるなど、独自性を強め「地域力誇る」四国の魅力が高まってきた。すでに地元の素材にこだわった旅行商品を造成し、旅行会社から評価も受けている動きも出ている。
今回の四国特集では、通過周遊型ではなく時間消費型の「四国らしさ」「四国ならでは」「四国だけ」の新しい旅のスタイルを提案できる要素を盛り込んだ取り組みを中心に、四国型ニューツーリズムの現状をお伝えする。